EDについて
EDとは
EDになる原因
血管の老化とストレス
EDの原因には、血管の老化や神経障害が原因の器質性と、心理的なストレスが原因の心因性があります。心因性は、過去の失敗体験や、精神的なプレッシャーなどが考えられます。また、ストレスによるED症状が収まらなければ、うつや男性更年期障害などの可能性も考えられます。
生活習慣病の兆候
EDの症状には、高血圧、糖尿病、高脂血症など、動脈硬化につながるさまざまな生活習慣病が関連している場合が多く、その結果、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの疾患につながるといわれています。その意味で初期のED治療は、ほかの合併症の早期発見に役立つこともあります。
相談者の約80％が喫煙者
当院に相談に訪れる方の約80％が喫煙者です。タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、喫煙もEDを招く原因のひとつでもあります。嗜好品とはいえ、タバコが及ぼす影響は小さいものではなく、タバコをやめることがED治療の第一歩です。
満足な勃起が得られない
勃起機能障害のことを“ED”と呼んでいます。これは、性交するときに十分な勃起が得られず、また勃起している状態を維持できないため、満足な性交が行えないという症状です。また、勃起に時間がかかってしまう、あるいは勃起しても途中で萎（な）えてしまうという軽度の症状も含め、ED治療の対象になります。
成人男性の４人にひとりという現実
当院では、これまでに約600人の方がEDの相談に訪れていますが、最近は20～30代の若年層に増加の傾向があります。今や、EDは男性なら誰でも可能性のある病気になりつつあるといえるでしょう。ただし、生活習慣を改善し、症状に合った正しい治療で予防することは十分可能です。
EDの原因は、器質性と心因性の両方が絡んでいるケースがよくあります。当院では、問診と第１段階の治療である治療薬の処方を行っています。また、もう一歩踏み込んだ治療を希望される場合は、専門医やカウンセリングによる治療の紹介など、最適な治療法をアドバイスします。
